ところで。
「レンは?」
「最初はリンを心配そうに見てたんだけど。今は丘取りで負傷した兵の治療中だよ。」
捨て置けと言っても見捨てられない。
レンらしいなと。
私は思わず笑ってしまう。
「じゃあ邪魔は出来ないね。」
「リンはこれからどうするの?」
「とりあえずサク達ここで休ませてあげて。私はるうと城に戻るよ。」
トキにそう言って私は再び動き出そうとする。
「えー、リンちゃん俺も行きたいっす!」
サクはそう言ってくれるが、この隊は誰が見てもボロボロで満身創痍の状態。唯一元気そうなのは流石は将軍のサクだけ。
他の隊員達も名乗りをあげてくれる。
「もう充分だよ。本当にありがとう。」
「リンちゃんー。」
「レンに手当てしてもらって、ちゃんと怪我治してね?」
渋々引き下がったサクと隊員たち。
援護は充分。
平地戦での戦果は文句なし。
ここからの戦いが大いに楽になるからこそ、本当に心からありがとうと。戦が終わったら改めて伝えようと思う。

