そんな嬉しいことを言ってくれて。
「…じゃあ、残った敵も狩りつつ行こうか。」
「はい!!!」
「るうは大丈夫?」
「誰に言ってんだよ。」
るうも問題ないようなので。
私は再び混戦の中へ飛び込んで行った。
セザール軍の優勢は歴然。
だけど、敵の後退を許さない私はただただ敵を斬り続けるだけ。
そのまま数時間が経った頃。
開戦当初、万を超える敵兵はもう跡形もなく。
「ふぅ…。」
無事、目的を果たした私は一息ついた。
自軍から歓声が響き渡る中。
私は早速次の城攻めの攻略に頭を回す。
私同様、他の三将も将軍なだけあって流石に対応が早い。
作戦通り、クロード将軍がすぐに北門に。
ヨーク将軍とノイン将軍が南門に兵を配置する。
まだ、ここからだ。
エリクとの軍略対決は。

