私も含め、一同騒然。
「なっ…。」
一体どんな思考回路してんの!?
「ごめん、つい。」
「つ、つい!?」
あれ今って開戦直前だよね?
あれここって戦場だよね?
…え、なにこれ夢っ!?
「君の方が充分危険な目に遭うのに、俺の心配する君が悪い。」
「…は?」
こ、これって私が悪いの?
あまりの衝撃にるうとアキトでさえ動きがピタッと止まっている。
そうだよね?意味不明だよね?
「はーい。夫婦仲良いのは分かったからそろそろ行くよー。周りもさっさと動いてー。」
戻ってきたトキが、この場の止まった時間を動かしてくれる。
周りはゆっくりと行動を始めるが、私は未だに動けずにいる。
「レンはこっち。ちょっとリンしっかりして。」
「…あ、はい。」
レンはトキに連れて行かれ、私はしっかりしろと喝を入れられてしまう。
…私は悪くないよねっ!?!?

