トキと色々話して、貴重な意見交換ができた。
そこからトキには丘に集中すると言って、丘がよく見える方へ行ってしまった。
私はとりあえず、目先の布陣を眺める。
「リン。」
「んー?」
「どうする?」
るうが私にどこから攻めるかと問う。
そんな私の意見を聞くため真っ先にサクが近寄り。さらに今回の平地戦には関係のないレンとアキトも側に来てくれた。
「…サク少し無理させてもいい?」
「えっ!?」
「おう、いいぞ。」
私の質問に徐ろにビビるサクと、可と返事をくれるアキト。
「まず右から狙うと見せかけて、そのまま一番左に突っ込むね。」
「ええ!?」
「弓兵が意外と多い。後ろに弓兵の位置とギリギリの飛距離教えてあげたいから、たくさん矢が降ってくるけど全部避けてね。」
「はい!?!?」
もうサクは顔面蒼白。
「面白そうな展開だなあ!やっぱ俺もそっちに混ざりてえ!!!」
「た、隊長!俺死にませんか!?」
嬉しそうなアキトと、絶望してるサク。
両極端な二人の将軍だなー。

