光の速さで飛んできたるうは、すぐさまアキトを蹴り飛ばし私を救出。
そして一瞬の隙を突いて、私はしれっと甲冑と剣を素早く持って天幕から脱出した。
…もう揉め事は懲り懲りだ。
外で甲冑だけパパッと着て、剣も準備万端。
そんな私に声を掛けたのは、恐らくるうが置き去りにしたんだろうサクで。
「昨日も思ったけどリンちゃんの甲冑姿いいっすね!どこにいたって目がいきます!」
「ありがとう?」
「ちゃんと褒めてますよ。それより襲われたって、大丈夫ですか?」
「…アキトがもう既に蹴られてたよ。」
私は別に大丈夫だけども。
アキトは災難だったなーと同情します。
「隊長に襲われてたんすか!?」
「襲われたというか絡まれただけなんだけどね。」
「…俺は部下でもあるんで隊長推しで行かなきゃですけど、ルイさんも格好いいし。リンちゃん難しいチョイスっすねー。」
るうのせいで何か変な言い方されてるよー。

