私を守ると言ってくれたサクに。
るうが返事をした。
「コイツを守んのは俺の仕事だ。お前等は自分のことだけ考えてろ。」
「超かっけー!!!」
あーもう、二人で勝手にやってくれ。
私は伝えたいことは伝えられたので、そろそろ出発したいなと考えている。
るうとサクをその場に残して、私は一人甲冑を取りに天幕へ戻る。
「…あれ?」
天幕の中には、未だ寝ているアキトだけ。
トキ起こしに行くって言ってなかったっけ?
「……。」
起こすのも悪いので、私はさっさと済ませようと思って中に入る。
「…お前逃げたな?」
「っ!?」
寝ていると思ったアキトの腕が私に伸びてきて、私の身体を引き寄せた。
「お、起きてたの?」
「今起きた。」
そう言って、寝ぼけているのか。
アキトは私の身体に顔を埋めて、一向に起き上がろうとはしない。
「ちょっとアキト離し……あ。」
離してと言い終わる前に天幕が開いた。
「…いいご身分だね?アキト?」
「げ。」
それはそれは怖いくらいの笑顔を貼り付けたトキが、入口からこちらを見ていて。
アキトから思わず声が漏れる。
「…ルイー!リンが襲われてるよー!」
るうを呼ぶのはやめて下さい!!!

