普段のトキはまだ苦手だけど、戦の時はこれほど話の早い頼りになる人はいないな。
「ちょっとサク呼んできて。」
「はい!」
その辺にいる兵を捕まえて、サクを呼ぶよう伝えたトキ。
るうにも紹介できるし有り難い!
絶対にるうとサクは気が合うと思うんだよね!
「サクって将軍っぽくないよね。」
「本人も嫌がってたけど、実際あの明るさだし周りの信頼も厚い。何よりアキトにも引けを取らないくらい強いから。せざるを得なかったんだよ。」
そんなに強い子だったのかー。
「あ、トキさーん!呼びましたー?」
「サク来たから打ち合わせするなり好きにして。俺そろそろアキトとレン呼んでくる。」
そう言ってトキは天幕へ向かって行った。
「リンちゃんおはよっす!」
「おはよう。」
「あ、もしかしてルイさんっすか!?」
「……。」
るうは怪訝そうに顔を顰める。
「るう。」
「…あーはいはい。そうです。」
「うわ、マジ格好いいっす!リンちゃんの副将って話聞きました!」
「まーそうです。」
早くもサクの勢いに負けているるうだけど、やっぱり嫌いなタイプではないようで。
打ち解けるのも時間の問題だろうな。
「ルイさん!俺頑張るんでよろしくっす!」
「はいはい、頑張って。」
「光栄っす!」
「そりゃどうも。」
それからもルイさんルイさんと、サクはるうに懐いてしまい。
打合せようにも私の入る隙もない。
「ちょ…、お前いい加減うるせえ。」
「えー!そんなこと言わずに!ルイさんの話聞きたいっす!」
「リンと話せよ。」
「え、ルイさんはリンちゃんが好きなんですよね?」

