「経緯は聞かないでほしいけど。どちらかと言うと非は私にあるような…?」
「はあ?」
「いや、けどアキトが倒れたからやっぱアキトかな…?」
「意味がわからん。」
ですよね!!
もう忘れてください!!!
「…レンは大丈夫?」
「ああ。」
「それはよかったー。」
夜明けは近い。
明ければ最速で城まで駆け抜けるだけ。
「ここからだね。」
「油断すんなよ。」
「うん。」
エリクももう動き始めていてもおかしくない。
流石にもう到着なんてことはないだろうけど。一体何人引き連れて来るかにもよる。
「それで、るうは何か用だった?」
「アキトの馬鹿が何もしてねえか確認しただけだ。案の定見にきて正解だった。」
「私と結構外で話してたから、天幕戻る頃にはもうクタクタだったみたいだよ?」
「あー。そう言えば崖の上に天女がいるって外が騒がしかったな。」
天女だなんて。
そんなに褒めてもらっても何も出ないのにー。
「アキト軍から借りる二百騎、隊長は将軍らしいよ。」
「お抱え将軍までいんのか。」
「るうと仲良くなれそうな感じの子だった。」
「何だそれ。」

