アキトお決まりの、あのニヒルな笑みに。
不覚にも魅入ってしまった。
「分かったな?」
私は返事の代わりに、アキトに飛びついた。
「うおっ!?」
「…約束する。」
「わ、分かったから離れろ!?」
「絶対絶対、会いに行くから。」
復讐を遂げ、アレンデールに戻っても。
アキトには必ず会いに行く。
「ありがとう。」
「…ああ。」
そのまま私を抱きしめ返してくれたアキトは、私ごとごろんと横になる。
「…俺はもう疲れた。」
「あ、ごめんね。」
行軍の疲れが溜まってないわけないよね。
「アキトおやすみ。」
「お前も休め!?」
「…うん。」
とりあえず寝たふりでもしないと許してくれそうにないので、ここでは頷くことにした。

