労いの言葉。
そして共に戦おうと励ます言葉。
兵に掛ける言葉は全て私の本心から溢れるもので。嘘偽りないもの。
そんな言葉を掛けると、中には涙を流して喜んでくれる人もいて。
レンを守ると力強く言ってくれる人もいる。
私はこの時間が嫌いではないし、苦痛でもない。
寧ろ、一人一人の兵と向き合えるこの瞬間はとても貴重な時間だと感じている。
それはアレンデールでもセザールでも変わらない。
「明朝からすぐに忙しくなりますが、どうぞよろしくお願いします。」
「もちろんです!わざわざここまで来てくださりありがとうございます!」
「当然です。共に死線を超え、再びお会い出来ることを願っております。」
「必ずや王子と姫をお守りし、勝利を掴みます!」
クロード軍最後の野営地に別れを告げる。
そして続くはすぐ隣の野営地であるヨーク将軍の元へ向かうつもりだったが、ノイン将軍の野営地側の方が僅かに近そうだったので。先にそっちに向かうことにした。

