もちろん、今日の夜ちゃんと休めばそのリミットだって延ばすことはできる。
だけど、延ばせば延ばすだけ不利になるこの戦では意味がない。
だからこそ動けるだけ動いて、戦えるだけ戦って、超短期戦で勝利することが私の道筋。
もうここからは眠る時間さえ惜しい。
「え、じゃあ俺も寝れねえの!?」
「知らねえよ。」
「うわ、もしかして外れクジか!?」
「じゃあ代われ。」
それは嫌だとアキトが何故か譲らないので、結局じゃんけんの結果のまま。
野営の設営が徐々に終わりを迎え始めたところで。
シロが僅かに反応したのを感じ取り、私は静かに目を開ける。

