もうひと頑張りしなきゃ。
今夜はアキト軍の野営地にお邪魔することが決まっているけど、夜の間に私は各軍の野営地全てを回る。
それはこの戦に限らず、いつも私がやっている日課のようなもので。
兵への労いと安心感を与えるために。
私は今日も夜な夜な動き回る予定です!!!
「るう今夜はついてこなくていいからね。」
「……。」
「私が休まない間はるうが休むの。いつものことでしょー?」
「…日跨ぐまでには戻れよ。」
私もその辺が目標だったりするので、大人しく頷くことにした。
「レンはとりあえず野営地から動かないように。ご丁寧にエリクは私を見送ってくれたから、今日はたぶん来ないけど。」
「うん。君はどこか行くの?」
「私は恒例行事に出掛けます。」
よく分かってないレンは、不思議そうにしていたけど。
もう説明する気力もない。
野営地にと予定していた場所に到着するなり、私はすぐにシロから降りて。
近くの木の根元に座り込む。
シロはそんな私に寄り添ってくれて、その心地よさで私はすぐに意識を手放した。

