(一)この世界ごと愛したい





同じく着替え終わったるうと肩を並べて。


しばらく戻れないであろう部屋を出る。




まずはシロを迎えに行くため馬舎に向かって、ただただ歩く。




その道中も、私は注目の的。





「あれが戦神か!」


「気高い女神のようだ!」




もう以下省略するくらい。


それはそれはお褒めの言葉をいただいてます。



けどここまで褒めてもらえると、これからの動きに自信が持てるので今は素直に有り難く受け取ります。






「シロっ!」



馬舎でシロに駆け寄る私。


相変わらず綺麗な馬だー。シロ可愛いー。




「今回もよろしくね。」




シロは賢いから。


きっと分かってくれていると思う。




「絶対勝とうね。」




私にとって、割と過酷な戦になることを。


シロは知ってか知らずか。



少しだけ目を細めて、頭を私へ擦り寄せる。



まるで“大丈夫だよ”って、私を励ましてくれているようだった。