るうナイスです!!!
るうが現れたことによって、エリクは渋々私の腕を離す。ようやく血が巡った私の腕が喜んでます。
「…残念だ。君の色変わりする瞳は、また改めることにしよう。」
「……。」
私は変わらずにいたいんですけどね。
自ら好んで怒る人なんていないんだからね。
去り行くエリクの後ろ姿に、私は心の中で暴言を吐き散らしるうに向き直す。
「るうありがとー。」
「…あいつは人をイラつかせる天才か。」
「本当に。」
私は隠すつもりだったけども、るうが私の手をすぐに取ったので無理だと察した。
るうが私の袖を捲ると、それはもうエリクの手跡がしっかり残っていて。どんだけ強く握ってたんだよと驚く。
「…痛かったろ。」
「え。」
「あ?」
「お、怒らないの?」
てっきり、何捕まってんだとか。無理矢理振り切れとか。一人でうろうろすんなとか。
そんな小言を言われると思っていました。
「お前なあ。」
「だって、るういつも怒るじゃん。」
「思うところは色々あるけど、離れた俺も悪い。それに今お前のモチベーション下げてどうすんだよ。」
るうはどこまでも私のためにと。
想って行動してくれて、本当に頭が上がらない。

