(一)この世界ごと愛したい





私には勿体ないくらい。


本当に良い家族に恵まれた。





「けど、私が結婚なんて想像できないよねー。」


「確かにな。」


「第三王子めんどくさい人じゃないといいなー。」


「めんどくさくなきゃ良いのかよ。」



色々やりたいことがある中、めんどくさい人の相手はしたくないじゃん?





「ここまで来たらどんな人が相手でも、ムカついたら斬り脅すだけだよね。」


「…急に第三王子が不憫だ。」



そこからもまた、沢山話して気が付けば朝日が薄っすら垣間見えたり。



けど、体力には限界があるもので。


私もるうも…そしてハルも。まるで昔に戻ったように、三人で平和に眠りに着いた。








「…三人とも、おやすみなさい。」




私の姿を探して現れたママが、そんな私達を見て嬉しそうに笑って、おやすみと呟き踵を返した。