陛下より檄を飛ばされ、たったそれだけで終了したこの集まり。
しょうもないことで呼ぶなよ。
と思ったが。
早めに終わったのは有り難いので、私はその足でそのまま王宮入口を目指す。
るうには旗をお願いして、レンはまだ着替えてもいなかったので急いで準備してと怒ってきたので、私は今は一人です。
「…いた!」
小さくだけどアキトと、その横にトキを発見。
しかし兵たちがわんさかいるので中々近付けず、痺れを切らした私は屋根へ飛び上がり、屋根を伝って目的地に降り立つ。
「お前なに忍者みてえなことしてんだ。」
「間に合ってよかったー。」
「リンがちゃんと俺を見送ってくれるように、出発地点敢えてここにしたからね。」
驚くアキトと、さらっと嬉しいことを言ってくれるトキ。
周りにいるのはアキト軍の兵だろう。
チラチラと私の様子を伺っている人が多いけど、敵意のようなものは感じない。
「国門から出発の方が都合よかったよね。ごめんね?」
「気にしなくていいよ。手間は変わんないし。」
「ありがとうトキ。レン今支度してるみたいだからもう少しかかるかも。」
「ああ!?アイツやる気あんのか!?」
のんびりさんだからね。
やる気はそんなになくて大丈夫だけども。
アキト軍はレンがいなきゃ出陣できないもんね。そりゃ困るよね。

