次にパチっと目を覚ますと。
もちろんハルはいない。
朝日はまだ昇りきっておらず、外もまだ薄暗い。
変な時間に目が覚めてしまった。
るうもまだ来ない。
「……。」
窓を開けて、大事な天気の確認。
晴れていますが、ここから分厚い雲が流れてくることは分かっている。
今日は恐らく移動できるだけ移動して、開戦は明日明朝にという計算。
「まだ、降らないでね。」
私はそう願い。
徐々に暁に染まる空を眺める。
どれくらいそうしていたのか、ドアが開く音がして。るうが来たことが分かる。
「ちゃんと寝たか?」
「うん。」
振り返ると、いつもと変わらないはずのるうが少しだけ目を細める。
「綺麗だな。」
「え?」
「…今の空の色とお前の瞳が同じ色で。」
「そう?」
るうにそう言われて、もう一度空を見る。
こんなに綺麗な色かなと半信半疑だけど、少し嬉しいと思ったのも事実で。
少しだけ頬が緩む。
「さて。今日は移動で終わるけど、頑張りましょうー。」
「ああ。」

