「戦が守る手段か。」
「でもやっぱり医術師の人からしたら、単なる殺し合いに違いはないだろうから。レンは誰も斬らなくていい。」
そんなことさせちゃいけない。
「…君の優しさがたまに辛いよ。」
「辛くてもなんでも、中途半端な剣は相手を苦しめちゃうから。やめた方がいい。」
「…うん、気をつける。」
「それに、心配しなくても私が絶対に守りきってあげる。」
私は真っ直ぐにレンに伝えた。
絶対に負けない。
エリクなんかに殺させない。
「約束する。この戦で傷一つ負わせない。」
「…カッコよすぎない?」
「だからレンは私を信じて、待っててね!」
レンの紺碧の瞳が優しく微笑む。
それを見て、私も安心した。
星が瞬くこの夜空の下で、レンと私はただ笑い合って、戦が終わったらまたここで会おうと小さな誓いを交わした。

