三人で色んなことを話した。
昔の思い出、パパとの出来事の話、ハルの武勇伝。
一緒にセザールへ行くるうと、打合せしたいことがあるにはあるんだけど。今はそんな話はしないでおこうと思った。
さらに私の荷造りに関しては、やはり随分前から一緒に行くことを考えていたるうが既にセザールへ運ぶ手配をしてくれているそうで。
下げた頭が上がらなかった。
「そういえば、会議の日ママとなに話してたの?」
「あー、お前を頼まれてた。」
「そうだったんだ。ママは心配症だなー。」
「そら誰だって心配だろ。アルからも頼まれたぞ。」
え、アルも!?
なんて可愛い弟なの!?
「ハルからは昔からしつこいくらいネチネチ言われてたし。戦前とか特に。いい家族だよな。」
「…うん。」

