こうして、桜の花が舞い散る中。
るうとの稽古を始めました。
アレンデールでも桜は見たことあるから、特段珍しいものではないと思うけど。
やっぱり桜を見ると感慨深い思いが募る。
「誠に美しい。」
「戦神と桜がなんとも神々しい。」
「美の化身じゃ…。」
そんな私の感慨深いと馳せる思いを、ギャラリーたちの声が打ち破る。
美の化身ってなんだ!?
「集中。」
「…わかってる。」
るうにまで注意されてしまう私。
だめだめ。
最終調整は大事!!!
そんな稽古の風景を、美しいと感銘を受けるように見学しているギャラリーと。
さらに三人の王子がそれぞれの想いを胸に見つめている。
幕を開ける戦の結末は、神のみぞ知るところ。
「…っ。」
ぶわっと舞い上がる花吹雪が私たちを鼓舞してくれるかのように。
私は好調で。
るうも問題なさそう。
休憩中、その舞い踊る桜の花を見て。
「…はる。」
途端にハルに会いたくなる。
春という季節は、ハルと私の愛しい思い出の集まる季節だから。

