「コーヒー置いとくぞ。」
「はいー。」
前日にもなれば、流石の私も緊張感でスッと目覚めることが出来ました。
「明日出陣前に広間で軽い儀式があるらしい。」
「何その無駄な儀式。」
「だから明日は朝からバタバタするけど、お前進軍どうする?」
「儀式と言えば、今回は私の儀式もやっとかなきゃかなと思ってるから、最後尾から追い上げる。」
私の儀式を知ってるるうは、軽く返事をする。
アレンデールでやれば、兵の士気爆上がり必須の私なりの檄とも言える儀式。
セザール軍にどこまで効果があるかは分からないけども。
「そういえばレンは大丈夫かな?」
「…そもそも大将感なさすぎて、戦にも来るのかも怪しいぞ。」
「それはないと思うけど。」
初陣前なんて私でさえ、夜眠ることさえ出来なかったと記憶しているからレンは大丈夫なのか心配だった。

