そしてもう、私の顔の熱は冷めることを知らなくなっていて。
バクバクと煩い心臓も。
今隣にいるるうを、嫌でも意識せずにはいられなくなっている。
「…で、お前いつまでそうしてるわけ?」
「じゃあちょっと離れてよ!?」
「嫌だ、可愛すぎる。」
「かっ…!?」
勘弁してください!!!
向かい合ったままの私たちだけど、るうが私を再び抱きしめるので。
とりあえず顔を見られなくて済むと安心する私。
「も…もうあんまり言わないで…。」
「なにを?」
「〜っ!!!」
分かってるくせに!!!
「お前はどこまで可愛いんだよ。」
「だからっ…そういうの、やめて…。」
「…俺明日から自分の部屋戻るわ。」
戦の準備はほとんど終えてるし、ここからるうに動いてもらうことはないから。
それは問題ないんだけども。
「この部屋に住み続けて、何もしねえ自信がねえ。」
「そ、そうしましょう!!!」
是非ともお帰りください!!!
このままじゃ私も休まりません!!!
お互いの平穏のために部屋は別々にしましょう!!!

