分かってる。
人として、家族として、そんなことを言ってるんじゃないんだなって。
だって私を抱きしめるるうの熱が、全てを物語っている気がする。
「……。」
「……。」
返す言葉が、見つからない。
恋愛御法度である私の事情を知ってるるうだから、知った上でということは?
私が戦にでられなくてもいいって思ってるってことで?
けどここはセザールだからそんなことはそもそも関係ないのか?
あれ?そもそも私結婚してしまっていて?
ん?この場合はどうなるの???
結局全部、私次第だ。
私がるうの想いに応えることができるのか、できないのか。
「……。」
「…寝るか。」
困り果てている私を案じて、るうが先に救いの手を差し伸べた。
正直、眠れる気がしません。
だってるうだよ。
あのるうが、私を好きだって言ってくれた。
「…変人。」
「何とでも言え。俺は今清々しい気分だ。」
「な、なんでっ!?」
「十年以上言えずにいたし。こんなにスッキリするならさっさと言えばよかった。」
じゅ…十年っ!?!?

