(一)この世界ごと愛したい





何をしても?



許せと???






「…何でもは…っ。」




無理だよ。


の言葉を言い終える前に。





塞がれた唇から。




るうの後悔や悲しみのような自責の念が感じられて。




思わず、私も飲み込まれてしまいそうになる。





「っ…。」




ただ、受け止めてあげたいと。




そう思う私はきっと、側から見れば偽善者以外の何者でもないんだろう。





「…リン。」



私の名前を呼んで。


るうはそっと私をベッドに倒す。




そんな私の上にいるるう。


今日は本当にこんなことが多い。





「る、るう…?」


「ちょっと我慢してろ。」




なんの我慢?



そんなこと考える暇もなく、るうは私の身体に咲く赤い痣の部分に吸い付いた。




「っつ…!!!」




何度も何度も。


全ての箇所、まるで上書きするように。








「〜〜っ…。」




先に限界を迎えたのは私で。



バスローブ姿だった自分をこんなに呪ったことはないくらい、それはもう恥ずかしくて死にそうだった。