(一)この世界ごと愛したい




本当に最後だけで面目ないです。



でも済んだこと。


もう二度と同じヘマはしません。





「けどるうなら真っ先に来そうなのに、よく下で戦ってたね?」


「…アキトは後から来たし。レンしかいなかったから、とりあえず俺が残ることにした…ってのは建前で。」





建前?


一体あの時なにがあったんだ?












「正直ビビってた。お前のとこに行って、もし手遅れだったらって。一瞬過った。」


「……。」





「俺は、ビビってただけだ。」





そんなこと気にしなくていいよって、言ってあげたいのに。


るうの表情があまりにも切なくて、私は思うように言葉を紡げない。








「…るうって、私の中ではすごく強くて、頼りになって、何でも出来ちゃうから。」




だから私もつい甘え過ぎて。


るうにここまで責任を感じさせてしまう。





「私は信じてたよ。るうがきっと助けてくれるって。」





るうはようやく私を見てくれて。


ようやく目が合ったけど。




その瞳の奥に恐怖が垣間見えている。









「俺はまだ、お前の側にいてもいいのか?」