(一)この世界ごと愛したい




私は大丈夫だし。


今現状、一番深手を負ってるのあなたですけど。




どうやらわざと壁に頭を打ち付けたるう。




その頭の傷にもレンは手早く手当てを施している。


それから私の手当てに差し掛かった。




「縫わなくてもいいけど、あんまり無茶すると傷口開くから出来るだけ安静にね。」


「はーい。」




私の腕と足は思ったより傷が深そうだったけど、縫わなくてもいいということで安心。



その代わり、これでもかってくらい強めに包帯が巻かれる。





「はい、これでいいよ。」


「ありがとうございますー。」




治療を終えたレンは、道具を片付けるのも兼ねて部屋へ戻ると言うので見送りました。




るうは治療中もずっと大人しくしていた。



いつもならバスローブで出てくるなと、ギャーギャー言う場面のはずなのに。それも気付いてないのか何も言わない。






私も疲れてることもあり、そのままベッドに転がった。