硬直して動かないるう。
見られたまま硬直されても困る。
「お風呂はやめた方がいいけど、シャワーで出来るだけ血は流してきた方がいいかな。」
「はい!行ってきます!」
私は居た堪れない空気から脱するべく、直ぐに浴室に飛び込んだ。
レン、ナイスです!!!
シャワーで汚れや血を洗い流したお陰で、不快感はだいぶ軽減された。
手の輪っかが相変わらず邪魔だけど。
優雅にシャワータイムを過ごしていると、部屋の方からガンッ!っと大きな物音が聞こえた。
「な、なに…?」
気になった私は足早にシャワーを済ませて部屋に戻ることにした。
「なんかおっきい音したけど。」
「ルイが…。」
レンが指差するうを見ると。
るうの頭から何故か血が流れている。
「え、どうしたの。」
「思いっきり壁に頭ぶつけてた。」
「は?」
治療対象を増やしてごめんよ、レン。
「るう?」
「…大丈夫か?」
「こっちの台詞です。」

