「…悪い。」
「るう気にしすぎ。」
それより輪っかを外してほしい。
「鍵がないと無理だな。」
「えー。ずっと付けたままなの?」
「斬れるもんでもねえし。」
項垂れる私は、とりあえず椅子に座る。
そこにレンが近付いてきて、手に薬を塗ってくれて包帯を巻いてくれて。
包帯のおかげで輪っかが直接傷に触れないので、痛みはかなりマシになった。
顔の傷も消毒し、手当してくれた。
「ありがと。」
「うん、脱いで。」
脱いでって。
そんな軽くしれっと!?
るうに傷を見せたくない私は、アキトの羽織をぎゅっと掴んで離さない。
「おい、まさか。」
「るう。とりあえず手錠の鍵探してきて。」
「てか…。」
るうが突然頭を抱える。
何事かと、私もレンも首を傾げる。
「よく見たら、服。それアキトのか…。」
「い、今気付いたの!?」
私のことに関しては、些細なことでもすぐに気付くるうが!?
今の今まで気付かないなんてことある!?

