場所がバレて焦ったのもあるのか。
戦士たちは慌てて一目散に退散してくれた。
「はぁー。疲れたー…。」
「……。」
「来てくれてありがとう、レン。」
もう目も当てられないほどボロボロの私を見て。
レンの紺碧の瞳が大きく揺らいでいる。
「レン…っ!?」
そんなレンが勢いよく私を抱きしめる。
今までにないくらい強い力に私は驚くと同時に、助かったんだとようやく安堵した。
「姫…。」
「大丈夫だよ。そもそも油断した私が悪いんだし。」
「ちょっとこっちに座って。」
身体を離したレンは、私をベッドに座らせる。
未だ出血する傷だけ縛って応急処置をしてくれて。私はやっぱり医術師だなと思わず笑ってしまう。
「笑い事じゃない…って。」
「ん?」
「何それ。」
改めて私の姿を確認したレンが、私の身体を凝視して動きを止める。

