(一)この世界ごと愛したい




「おい、足の縄外せ。」


「分かった。」





…え?



足解放してくれるの!?





一人が私の足のロープを親切にも切ってくれて、私はラッキーと口元を緩める。





「……。」




だけど、まだ動いちゃだめだ。


こういうのは機会を伺わなきゃね!!!





「…あ。」



と思ったけど。


自由になった私の足は無意識に動いてしまった。



足を這ってくる手の感触を感じたので、反射で思わず蹴り飛ばしてしまった。





「てめえ!?」


「つ、つい!わざとじゃないんです!」



蹴られた人はどうやら短気みたいで。


すぐさま剣を取り私へ振り下ろす。





「っ…!」



その剣は私の腕と足を掠めた。




服もボロボロ。顔と腕と足から血が流れ。


それはもう悲惨な状態。





…るうが見たら怒り狂いそうだな。





「足やっぱ縛り直せ。」




うそー!?