じりじりと、距離を詰めてくる戦士さん。
私はもう手も足も出ませんのでかなり諦めてます。はい。
だって、さすがに無理だよ。
手足が使えないんだもん。
「…ここって何階ですか?」
「誰が教えるか。」
「ですよね。」
窓に飛び込もうにも足は動かせない。
剣を奪って斬り捨てようにも手が動かせないからそれも無理。
「…はぁ。」
「好きにしていいって言われてんだ。楽しませてくれよ?」
「もうお好きにどうぞ。」
開き直ります。
そもそも私が油断したのが悪い!!!
完全なる自己責任!!!
「俺が先だ。」
「いや、俺だろ!」
「馬鹿!退け、俺がやる!」
なんか小競り合いも始まった。
私はもうベッドにごろんと横になり、目を閉じる。
「お、話が早くて助かるぜ。」
一人の戦士さんが、私に跨る。
戦場で会った時は覚えとけよと、私は密かに思った。

