あのまま、意識を失った私が次に目を覚ましたのは、もちろん自分の部屋ではなくて。
室内は室内だけど。
ここがどこだか全く分からない。
ドアにはもちろん鍵がかかっているだろう。
脱出経路としては窓が一つある。
逃げるならこの窓か。
「お目覚め?」
「…マリナ様。」
私を冷たく見下ろすマリナ様。
私こんなことされる程、マリナ様になんかしたかな?
やっぱそんなにレンが好きだったのか?
「どうして、私を?」
「あなたが悪いのよ。全部全部。」
だから何がだよ!?
「あなたが、私から全てを奪うから。」
「奪う?」
濡れ衣でーす。
私なにも盗んでませーん。
「この王宮の男たちは、全て私のものなのに。」
おっと。
やっぱこんだけ美人だと、言うこともスケールが違うね!
…だとしても私関係なくない!?

