さっき狙われたばっかなのに、よく一人で出歩けるなと感心したくらいで。
「また…私を狙う者が…!私を庇って衛兵が斬られてっ…!ルイ様、お助けください!!」
るうが私をチラッと見る。
どうすべきかと答えを求めている。
「行って。マリナ様は私と一緒にここにいてください。」
「…はいっ…。」
私の答えを聞いてるうは部屋を出る。
私も一応帯剣し、マリナ様へ視線を移す。
「大丈夫ですか?」
「え、ええ。ありがとうございます、リン様。」
私のレーダーで感知できない程、遠くで起きた事件なのか。それともさっきみたいに、殺気がないため気付かなかったのか。
隣で小さく震えているマリナ様を見て、戦前には犯人見付けてあげなきゃと思った。
戦が始まれば私を始め、るうもレンも側にはいられない。
「マリナ様、狙われるお心当たりは?」
「ご、ございませんっ!」
「エリク様には相談されました?」
「…いいえ。エリク様はきっと、私の身を案じてはくださいませんから。」
そうか、エリクは阿呆だった。
確かにエリクはそんな優しい男じゃないか。
「すみません、少し喉が乾いて…。お借りしてもよろしいですか…?」
キッチンを指差し、私に聞くマリナ様。

