「とりあえずレンは無事でよかったよ。今日はとりあえず部屋からあんまり出ないようにね。」
「…わかった。」
「私もできるだけレーダー作動範囲広げるけど、私が間に合いそうになかったらその時は頑張って逃げてね。」
ふう…。
レーダー作動範囲なんて操作方法知らんけども。集中しておけば大丈夫だろう。
「君も気を付けて。」
「るうもいるし大丈夫だよ。」
そう。
大丈夫な…はずだった。
レンの部屋を出て、再び私の部屋へ戻り。
いつものように戦に関する資料に目を通して、ご飯を食べて、時間があれば本を読んで。
るうと二人、部屋から出ずにできることを各々やっていた時。
部屋のドアを叩く音がした。
先にるうが動いたので、私は様子を伺う。
「ルイ様っ!!!」
再び現れたマリナ様。
この人の出現率の高さが凄すぎるんだけど。
私は気付かなかった。
ここは私の部屋。
入って来て早々、顔もまだ見ていない状態で。私ではなくるうの名前を呼ぶその違和感に。

