翌朝。
普段寝起きの悪いこの私が、異様な空気を察知しスッと目を開ける。
この部屋には異常はないけど。
この王宮に、良からぬ者が入り込んだような。
そんな雰囲気だけは感じ取れた。
まだ朝方。るうも隣にいる。
「…はぁ。」
戦前だって言うのに。この国はどうして私をスムーズに出陣させてくれないんだろう。
私はもう半ばやさぐれ状態。
隣で眠るるうに暖を求めて身を寄せた。
「…んあ?」
「……。」
「どうした?」
「…なんでもない。」
面倒だなと思っているだけの私を心配して、るうはそっと私を抱き寄せてくれる。
あったかいなー。
「もっかい寝る。」
「…ああ。」
私の頭をそっと撫でて。
私もるうも再入眠。
だけど、良からぬ者は動き出す。

