「姫はそれでいいんだよ。」
「私はレン様を想っておりましたが、余計なお世話だったようですね。」
「だから何度もそう言ったんだけど。」
「分かりました。では私は失礼します。」
明らかに落ち込んでマリナ様は立ち去る。
去り際でさえ儚さがあり美しい。
私はその去り行く背中に、見とれずにはいられなかった。
「…ってことだから。」
「へ?」
「俺は姫以外、眼中にないよって伝えたくて。」
マジでこの国の男たち、変人ばっかだ。
「私より断然素敵な人なのに。」
「俺は君以上に魅力的な人は知らないよ。」
「なっ…!」
いっぱいいるって!
もっと視野を広げてくれ!!!
私は何とも言えない感情を抱え部屋に帰って来た。
レンは部屋には寄らず。また研究のためだろう、そのまま自室へ戻った。
その後は、お留守番していたるうと少し話して。お風呂に入って就寝しての流れで過ごしました。

