談笑したり、世間話をしたり。
その会話の中心はマリナ様。
聞き上手で、相手を立てるのが本当に上手い。
「実に楽しい食事だった。」
セザール王はそう言って満足そうに自室へ戻って行った。
思わず拍手したくなる程のマリナ様の立ち振る舞いに、私は勝手に感動している。
「…それで、マリナ。最近はやけにレンと仲良くしてるようだな?」
「あら、だってエリク様の弟君ですもの。」
「それにしてはやけに親密だと聞いているが?」
そうなの?
またイチャイチャしちゃったの?
るうの言っていた、ダブル不倫の文字が頭を過ぎる。
「別に私は姫と交換してもよいが?」
うわー。
こいつどこまでクズなの。
普通そんなこと自分の奥さんの前で言う!?
「あり得ません。」
「お前も満更ではなさそうではないか。」
「兄上は、どうかご自身の奥様を大事にされてください。」

