(一)この世界ごと愛したい




そんな今日は、陛下に集められたマリナ様の歓迎パーティーと題した食事会。


るうを連れてくるとまたキレ兼ねないので、お部屋に置いて来ました。



なので今日は、レンの隣に大人しく座っています。





…それなのに。



気持ちの悪いことばっかり口から出てくるエリク。その隣にはマリナ様いるからね?





「ちゃんと綺麗に咲いてますよ。」


「私には枯れて見えるだけか。それも姫が美しすぎるせいかな。」



自分の隣見てみろ!?


もっと断然綺麗な人いるぞ!?





「エリク。マリナの前で姫を愛でるのはやめてやれ。」



め、愛でられた覚えないです!!!


この節穴陛下!!!





「いえいえ、エリク様が長年追い求めた戦神ですもの。エリク様がお喜びで、私も嬉しい限りでございます。」


「……。」


「ただレン様がお可哀想なので。エリク様もリン様も、少しお控えになられては…?」




待って待って!?私も!?


私なんにもしてないじゃん!?してないよね!?




「…はは、そうですね。」


「ふん。レンなど捨て置けばいいんだ。」




もう帰りたいよー。


何もしてないのに注意されるし、なんなんだこの不愉快な食事会。



レンは相変わらず感情ここに在らずだし。