「ちょっとー、見なかったことにしようねって言ったじゃん。」
「んなこと言ったって、レンも若干気付いてそうだったし。俺は別に何も困らねえし。」
そんなこと言ったら私だって困りはしないけど。
プライバシーってあるじゃん!?
「…もういいよー。」
「隠したいなら白昼堂々しねえだろ。」
「た、確かに!!!」
そうか。
本人たちは別に隠したいわけじゃないのか!
私の余計なお節介だったのか!!!
変な納得をしてしまい、私はこの一件開き直ることにしました。
「てか、私にはハグはレンとだけなんて言っておいて、すごい矛盾してるよねー。」
「…確かに。(どんまいだ、レン。)」
「マリナ様はレンが好きなのかな?」
「知らねえよ。」
女心は秋の空って、ママが言ってたな。
秋の天気は浮き沈み激しいから。こういうことなのかなと、ふと考えたりする。

