(一)この世界ごと愛したい




嫌がる私を無理矢理引っ張り出したアキト。


中庭に向かって一直線に歩いていく。




「ね、ねえ。やっぱやめよ?」


「こんな面白いもんほっとけるか!」


「面白いって…。」




マリナ様ごめんよー!!!


もうなんか色々ごめんよー!!!








「おい!レン!!!」



中庭に降りるなり早々レンを大声で呼ぶアキト。


私はもう連れられるまま。




そしてこちらに向く、レンとマリナ様の視線。





「アキト…と姫?」


「アキト様、リン様。こんにちは。」




もう、マジで勘弁してくれ。





「レンお前、新婚の浮気はダメだろ?」


「浮気?」


「そうそう。こんなとこでエリクの嫁とイチャイチャしてる場合かあ?」




イチャイチャどころか…と一瞬思ったが、私は思考を止めた。



アキトって本当暇なんだなー。