私の提案に少し驚くトキと。
同時に声を上げたるうとアキト。
「…それもいいね。そうしようか。」
「トキ泊まってくってー。るうどうする?」
「ダメに決まってんだろ!!!」
るうさんストップが入りました。
私としては、トキとの作戦会議は楽しいし興味深い。色々勉強にもなりそう。
…捨てがたい。
「別にルイがダメって言ったって、リンがいいならいいんじゃない?」
「ふざけんな。俺はまだお前を認めてねえ。」
「認めてもらわなくて結構だけど?」
「とにかくダメだ。」
うーん。
どうしたものか。
「じゃあリンが来る?」
「…わ、たしは…。」
王宮から、出られないし…。
「トキ、また明日だ。リンもレンの前であんま不謹慎なこと言うなよ!?」
「えー。」
アキトがぶつぶつ言うトキを連れて、部屋を出ようとする。
レンの前…って、だめだったのか。
私も残念に思うけど、るうもだめだって言うし。今日は諦めようと思い渋々二人に手を振った。

