「…ありえない。」
「普通にやれば、トキの言う通り五日はかかると思う。」
そこは私も同意見。
でも実際に、そんなに時間は掛けられない。
「でも、この戦をどの角度で考えても時間がかかればかかるだけこっちが不利になる。」
「……。」
「私の理想ではエリクがこの戦場に足を踏み入れる前に終わらせたいけど、馬の足で凡そ一日の場所だからそれは現実的に無理。」
「…だろうね。」
だからこそ、城はさっさと落としてしまおうという作戦なんです。
「私とるうで夜襲を仕掛けて、敵将を討って無理矢理落とす。」
それを聞いてこの場の全員が驚く。
るうは座り込んだ場所から、約束通り一歩も動かず静かに聞いている。
「…何言ってるか分かってる?」
「そしたら開戦した翌日には終わる。」
「そうじゃなくて。」
「大丈夫。頭を失った敵なら、後は残る三将で意気揚々簡単に落とせるから。」

