「…悪かった。手大丈夫か?」
「う…ん。」
それなのに、さっき剣を受けた私の腕の心配をしている。
「お前の足を、俺がこれ以上引っ張れねえな。」
そう言ってるうはドスンとその場に座る。
「終わるまでここから動かねえ。約束する。お前もさっさと済ませろ。」
「…わかった。」
たくさん我慢させてごめんよ、るう。
私は仕切り直し、戦の話をしようとトキに持ち掛ける。
「…戦ねえ。」
「正直、アキト軍の指揮をどうするか迷ってる。」
「策によるかな。」
それも、分かってる。
だから伝えよう。この戦の本当の展開を。
私は部屋にある基盤と駒を用意して、出来るだけ分かりやすく説明する。
「レンもおいでー。」
私はレンに近くで聞いていてと声を掛けたのは、もちろん戦について流れを知っておいてほしいのと。
トキ対策です。はい。
これ以上るうが怒らないようにね。

