るうの剣を受けるために、トキの前に立った私。
それをいいことにトキが後ろから私の身体を自分の方へと引き寄せる。
「ちょ、何して…っ!」
「トキ、姫離して。」
ここで私を助けてくれたのはレン。
感謝してもしきれません!!!
「えー、レンが言うなら離さなきゃじゃん。」
パッと腕を解いたトキ。
解放された私はすかさずるうの腕を引っ張り、すぐにトキから距離を置く。
「…るう。」
「…お前は俺を買い被りすぎだ。」
「え?」
「俺はリンに媚びる奴は大嫌いだけど、リンに礼を欠く奴はもっと嫌いだ。」
この部屋にいても、誰にも聞こえないよう小声で話している私たち。
そんなるうの苦しそうな呟きを聞いて。
…私はどうすればいい。

