(一)この世界ごと愛したい





会議が終わり、ママが私に声を掛ける。




「リン、あまり無茶はしないでね。」


「大丈夫だよー。」


「…あなたは本当に可愛いの。誰よりも美しいの。」


「へ?」



急に真剣な顔でママが私を褒める。


どう考えたって、それを言ってるママの方が可愛いし綺麗だし。



…ママは少し天然だからな。




「あなたは強いし、私よりずっと色んなことを既に知っているのよね。」


「いや、そんなことはないと思う。実際私、出来ないこと多いし。お茶だって自分で入れらんないし、ご飯も作れないし…。」



自分で言ってて悲しくなってきた。


これ…女としてどうなの。







「そう言うお勉強も大事だけど。あなたはまず、恋を学びなさい。」




…こい???