(一)この世界ごと愛したい




もう嫌だ。


私もう頑張れない!!!




「…覚悟は出来てるか?」


「あれ、リンは君のものじゃないのに怒るのはお門違いなんじゃない?」



てか、普通に呼び捨てられてる。


別にいいけど。





「ルイだ。」


「名前言えるんじゃん。最初からちゃんと挨拶してくれればいいのに。俺は…」




「お前は名乗らなくていい。ここで殺す。」




これ止めなきゃ、完全にるうがキレてる。





「あ、アキト…。」


「…リン頼んだ。」



コイツ、頼りにならねえな!?




そうしてる間に、るうが思いの外早く動いてしまい。渋々私は剣を抜く。


こんな狭い場所で…。





キンッ。


と剣がぶつかる金属音が鳴る。



どうやら本気だったな!?



その剣の重みで、受けた私の腕が悲鳴をあげています。






「るう、いい加減にっ…!?」


「俺を庇ってくれたの?いい子だね?」