(一)この世界ごと愛したい





兎にも角にも、今日はお開きにして。明日またアキト軍との会議で会おうと言うことになり。


レンは自室へ。





そして、るうは…。





「んで、ノインが敵か?」


「そうっぽい。」



私の少しの変化で、そう感じたという。




「気に入らねえな、アイツ。」


「きっと利用されてるだけだよ。本人はたぶん私をレンから助けようって正義感で溢れてる。」


「アホだな。」




るうにはバレたけども。


他の将軍とレンには内緒にしておこうと二人で話し合って決めた。



その揺らぎさえ、私の足を引っ張りかねないから。





「だから、仕方ないけど南門はもう救えない。」


「そうか。」


「…私って聖女なんじゃないって思うくらい、少し申し訳ないと思ってる。」


「やめろ、無意味な情けだ。お前に聖女は柄じゃねえ。」




ちょっとはノッてくれてもいいじゃん!?






「それでお前を責める奴がいたら、俺が全員斬ってやる。」


「被害増大。」


「知るか。」




るうがそう言ってくれるから、少しだけ心が軽くなった気がする。