(一)この世界ごと愛したい




そもそも、レンはどちらかと言えば巻き込まれただけに過ぎない。


寧ろ責任を感じるべきは私だ。





「謝るのは私。私の需要が高すぎるのが悪い。」




セザール王といい、エリクといい。


神の力なんて、そんなものに縋る気持ちは全く理解出来ないけど。


そもそも持ち合わせてないし。




「自分でそう言えるのが凄いね。」


「一回代わってみてほしいよ。嫌でもそう思えるようになるから。」




けど、私はそんな自分の需要も利用する。


もう使えるものは使う!!!




「けどリン、それたぶん気付くの遅いぞ。」


「え、そうなの?」


「少なくとも俺は十年以上前から知ってた。」




いや、それアレンデールからじゃん。






「アレンデールでは私に需要なかったよ。パパもハルもいたんだし。」




私なんて、お飾りの姫で。


ちょっと戦が強くて。ちょっと頭がいいだけ。




…ちょっと、は謙遜しすぎかな。