引き継ぎも終わり、無事にあれこれ決まって行く。
るうはママと話した後、一人で部屋から出て行ってしまった。
ママは少しずつ元気になってきた。
だから、アルも最近とても嬉しそうだ。
私も一緒に過ごすことが出来たら…なんて、そんな甘えたことは言わない。
セザール王の首を取るまでは、私はこの憎しみを消化出来そうにない。
だけど、るうを本当に巻き込んでいいものか。
元々はハルの従者だったのに、私のせいでるうの人生は悪い方へ悪い方へと向かっている気がしてならない。
「…説得なんか出来る気しないんだけど。」
るうは意外と拘り強めだし。
態度悪いし。
ああ言えばこう言うし。
何より本当はただ、るうがいないと困るのは私の方なんです。

