(一)この世界ごと愛したい





実は一番疑っていたのがこのノイン将軍。



エリクと繋がりのあるだろう将軍。




だけど、この曇りのない目が私の判断を鈍らせていた。





「戦が終わったら、またお話しましょう?」


「ぼ、僕と…ですか?」


「ええ。だから今は、共に勝利だけを考えて戦っていただけると嬉しいです。」


「…分かりました。頑張ります!」





エリクは、この純粋な心を利用したわけか。





「よろしくお願いします、ノイン将軍。」




私は平地戦のことを追加で簡単に伝え、部屋を出た。



部屋の外にはるうとレンが待っていてくれたので、三人で再び私の部屋へ戻る。